久しぶりに育児に悩む

ああ、1ヵ月ぶりになっちゃう。仕事の方は落ち着いてきたような相変わらずなような、どっちにしても毎日どたばたには変わりない今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。久しぶりに育児に悩んでいます。

今にはじまったことではないのだけど、小学校2年生になる長男の頭がゲームやマンガやDVD漬けで困っています。特にゲームなど、「あまり厳しくしても…」「少しくらいなら…」などと思ってやらせていたところ、うちの長男は夜中にこっそり起きて隠れてゲームをするようになってしまったのです。何度となく注意したり、取り上げたりを繰り返したあげく、やはりちょっとでもやらせるとそのあとの制御ができなくなるようなので、夏休み前頃からは「一切やらせない!」ぐらいの勢いでゲームから遠ざけていました。

だけど、親は共働き、じいちゃんばあちゃんは両家とも遠い九州、学校行事の都合で早く帰宅した日などひとりの時間をもてあまして寂しそうに職場に電話をかけてきたりされるとつい「ちょっとならやってもいいけど…」とか言ってしまうのです。わかってる、その一貫性のない態度がいちばんいけないってことくらいわかってる、わかってるんだけど…。

子供にさ、何かを強いるとき(この場合だと「ゲームをさせない」と決断したとき)、こっちも相当な覚悟がやはりいるんですよね。親だから、つい、すぐ、ほろっときちゃうの。子供の抵抗もものすごいわけ。今まではやらせてもらえてたことを急に取り上げられるんだから、あの手この手、口八丁手八丁、死に物狂いで抵抗してくるわけ。でもそこは毅然とした態度で「約束を破ったのはあなたなのだから、一切交渉はしません」とこっちも突っぱねるじゃない。

ところがさ、外出から帰宅すると子供たちが楽しそう〜に得意気〜にゲームしてたりして、「なにしてんの」と聞くと、「パパにもらったゲームしてたの〜〜〜」。

あ、そっすか。

明日はどっちだ

相変わらず仕事の愚痴だ。

まだまだ仕事は佳境。いやもうずっとこのままこれからもずっと佳境なのかもしれないというほどに佳境。先週末の徹夜やその前後のどたばたなどちょっとした食前酒だったのかもくらいに、おそらく明日起こるであろう大きな局面でさえもまだ前菜レベル?、って感じな我が社においてはもうほんとに毎日が毎週が毎月が「最初から最後までクライマックス」なデー&デーで、ぼくマイッチング。

実は私がいま携わっているプロジェクトが先日9月1日にリリースされたのですが、それがもうほんとにほんとに多少WEBサービス使ってるよー程度の素人さんが見ても何はともあれ[これはひどい]タグをつけるしかないほどひどい状態で、もうなんの言い訳もできないほどにひどすぎて話にならないくらい[これはひどい]なんだけど、そんなことは最初からわかってた!わかってたんだよ(制作の現場のスタッフは)!だけどそれをまったく経営陣はわかってなかったというか誰も伝えられないままリリースを迎えてしまった。何でなんだ、何でこんなことになったんだ、一体どうしてなんだ。

上長、貴様だ。

いやうそ。もちろん原因はたくさんあるし、そういうのは組織で動いているうえで「誰それが悪い」と言えるものではない。その上長に異議を唱えられなかった部下も悪い、説得できなかったことにも問題がある、みんなに責任がある、みんな悪い!私も悪い!みんな共犯だ!みんな悪人だ!悪人集団だ!

そう。だけどさ、もう済んでしまったこと、「あのとき誰それがこうしていれば」なんてことをいまさら言ってももうどうしようもないのです。問題を洗い出してまた同じ過ちを繰り返さないようにすることには意味はあるけどさ、とにかく次だよ次、これからだよこれから。さぁ第二ステージへ進もうか。

今週末も平日に残業できないつけを払いに出社したのですが、昨日は早めに切り上げて先日の寝なかった彼とちょっと飲みに行った。もうきっと辞める気満々なんだろうなぁと思ってたんだけど(私も号泣したあとにたまりかねて「もういつ辞めてもいいよ」と言ってしまったし)、話していたら「だけどこのまま辞めるのは悔しいじゃないですか」と言う。なんだこいつは、たくましすぎてまた泣けてくるじゃないか。でも、「だけどどうなのかなぁ、頑張ってももうだめなのかなぁ」と言う。ううん、ううん、「大丈夫。大丈夫だよ、私がいるんだから」と私は言った。

あっという間にまた日は昇って明日がやってくる。皆が寝ぼけ眼をこすっている間に私は何かひとつ済ませるよ。それで何かがほんの少しでも良くなるなら眠る時間がないことなどさして辛くもないよ。さぁやろう。

最近いつもこんな調子でお脳が筋肉質すぎるのはいかがなものなのかなぁと思っている、そんな今日なのでした。

会社で泣く女

泣いちゃった。てへ☆ きもいとか言うな。

今日が仕事の締め切りだったわけだが、子供たちが田舎での夏休みを終えて帰ってきてからは、平日は18時までに次男を保育園に迎えに行かねばならぬので、17時15分の定時に何がなんでも帰らねばならず、一切残業はできない。

そういうわけで、そもそもがあほみたいにやらねばならぬ作業があったので最初からそのつもりでいたのだが、この週末は夫に子供たちのことを頼み仕事に明け暮れた。30日、土曜日の朝9時前に出社し、帰宅したのは今日、9月1日午前10時過ぎであった。

まぁ若い頃にはよくあることで、私も3〜4日間デザイン事務所に寝泊りなんてのは日常茶飯事だったんだけど、まさか2人も子供持ったこの歳になってこんな事しなきゃいけなくなるとは思ってなかった。びっくりだ。でも仕事ができるというのは掛け値なしに楽しくて、嬉しい。スタッフもみんな本当に良い人たちで大好きだからさらに楽しい。

じゃぁなんで泣いたのかと言うと、仕事が辛いとか泊まり作業が辛いとかじゃなく、48時間超、会社に缶詰で、しかしそれでも先の読めない、達成感など得られそうにもないぐだぐだな進行の中での作業に埋もれていても、「できなかった時はできなかった時」という割り切りもあったから余裕であったし、「もう無理」と思えば仮眠もしたから締め切りが数時間後に迫った本日月曜早朝でもまだ平常心だったのだ。

暗雲が立ち込めはじめたのは、今朝方4時か5時くらいからだったろうか。締め切りが目に見える距離で直前に迫ってくるなか、ようやく形をなしてきた制作物に山のような不手際が見つかり焦った上長がわめき散らしはじめたのだ。現場のこちらは「こんなやり方しててそんなの当然じゃん」程度のことなのだけど彼はそんなことまるで予想してなかったんだろう。怒鳴るわ蹴るわ当り散らすわ、えらい騒ぎなのだ。

それでも私は「あほか、知らんわ」と無視していたのだが、一緒に泊まり作業していたもう一人の若い男の子にその矛先が向かいはじめたときに私ももう平常心ではいられなくなった。

彼はとても真面目で前向きで頑張り屋さんで明るくてやさしくて、だけどとても繊細で、それに比べて図太い私はこの2日間のあいだにそれぞれ3〜4時間くらいは寝たと思うのだけど、彼は土曜日は少し寝ていたものの、日曜日の朝くらいからはほとんど寝ておらず、上長ががなりはじめた頃には既にどこから見ても限界を超えて朦朧としてとても作業ができる状態になかった。

隣のデスクから「いいから少し寝なさい、休みなさい」と私が言っても「はい、もう少し頑張ります」と言う。「ほんとに大丈夫だから休みなさい、心配しなくても大丈夫だから」と言っても「はい」と言うだけで席を立とうとしない。それどころか、私がそう声をかけるたびに問題の上長が休ませまいとちゃちゃを入れてくる。だから彼は余計に席を立てない。もうとっくに限界を超えているというのに。

そしてついに彼は最後の勇気を振り絞ったのか、上長の良心を信じて賭けたのか、「少しだけ仮眠してきていいですか」と言った。上長は「自分で判断しろ」と言った。彼は「すいません」とようやく席を立って仮眠室に使っている応接室に向かった。そのドアが閉まった瞬間に上長は大声で「なんなんだよこのくそが!」と怒鳴った。私の心はここで沸点を超えた。そして彼は、その上長の声が聞こえていたんだろう、10分もせずに席に戻ってきた。

私が泣いたのは、このやりとりを見て、ただ客観的に「彼がかわいそう」とかいうのじゃなくて、あのときなんであの頭の足りない上長に「それはないですよ」と一言言えなかったんだろうってことだ。彼にはやさしい声をかけてあげられても、私は自分があの上長とかかわりあいたくなくって彼を守ってあげようとしなかった。それが情けなくて悲しくて腹立たしくて、もうどうしようもなかった。そのときわっと泣き出したわけではなかったのだけどね。

私は仮眠を済ませていたし、作業のめども立っていたので、いらつきはしたけどまだ冷静に自分の作業を進めていられたのだけど、いよいよ締め切りを2時間前くらいに控えた頃、家から電話が来て長男が昨夜から熱を出していると聞く。「今日も仕事休めないよね?」と遠慮がちにやさしく聞いてくれる夫に「いや、締め切り過ぎたらもう帰ります」と言った瞬間に一気に涙腺崩壊。

何をやってるんだ私は、何をやらせてるんだこの会社は、もうすべてがばかばかしい、そもそもすべてがばかばかしいと思っててもみんな頑張ってる中で自分もがんばってる、みんな思うことはばらばらだろうけどみんな何かを大事にしてがんばってる、それを支えに不本意でも黙々とがんばってる、もうそれこそばかみたいに、たかが仕事なのにさあ!

こういう現場で、仕事を苦に死んじゃったりする人もいる昨今、今までは「え、なんでそんなことで死んじゃうの」とピンとこなかったところもあったんだけど、今回は、「ああ、こりゃ死ぬ人は死ぬな」と思った。そして私の大好きな私のまわりの人たちがそうなるんじゃないかと心底不安になったし悲しくなった。でもどう手を打てばいいのかわからずただうろたえて涙が出る。そんな今日。

私が泣いているのを、今朝方出勤してきた他部署の社員たちは不思議そうに見ていた。仕事のことで泣くなんて20代前半ぶりくらいで私だって死ぬほど恥ずかしかった。悔しくてさらに涙が出る。単に疲れすぎてたからかもしれないんだけどさ。

機械になって永遠の命を手に入れられたって、心を失ってしまうのでは何の意味もない、みたいなことを言った銀河鉄道999のテツロウみたいな、そんな今日なんでしたよ。

あー、こんな会社いたらほんとどうかなるーたすけてー。

夏のおわり

今までの暑さはなんだったのかと拍子抜けするほどに急に涼しくなってきて、秋の足音を感じている今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか、おはようございます、nikinikiです。
今日こどもたちが田舎から戻ってきます。この夏休み、実に29日間にわたって、71歳、67歳という高齢の父母がやんちゃ盛りのふたりのこどもたちの世話をしてくれました。夏休みも終わろうかというこの数日間は次男が高熱を出し、最後まで面倒のかけっぱなしでした。
昨夜、休日出勤後の夜に、これまでのお礼をと母に電話をすると、「まったくもー、やれやれだよ!」と元気に話す母。「長いあいだ本当にありがとうございました。お金もたくさん使わせてしまってすいませんでした。本当にありがとうございました」。
ありがとう、としか言う言葉が出てこなくて、本当に感謝しているけれど、それを伝えきれていない気がして、もどかしくて、ありがたくて、申し訳なくて、自分がふがいなくて情けなくて、最後には涙しか出てこなかった。
昨日、一緒に休日出勤していた同僚の男の子が、飲み屋の若い女の子たちと遊びに行ったときの話をしていて、「全部こっちのおごりで、おごるのはいいんだけど、あの子たち絶対、一度も『ありがとう』とか言わないんですよ、それがいやになって」というようなことを話していた。
人にしてもらうことを、当たり前のことのように、いや当たり前とは思っていなくてもわざわざ言わなくてもわかるだろうとか、最悪なのは「頼んだわけじゃないし」みたいな開き直りとか、いやだよなぁと思った。私はそういうのは嫌いだ。
どんなに些細なことでも、どんなにつたない言葉でも、うまく伝える自信がなくても、やっぱり言わなきゃ。言わなきゃだめだよ。
「本当に、ありがとう」と。
勉強もスポーツも芸術も、何もできなくてもいい、頭の悪い子でもいい、見栄えの悪い子でもいい、「ありがとう」を返せる人になって欲しい、それだけをいま子供たちに望む。
おかえり、2匹のかわいい海賊。

盆踊り

今年はもう無理かと思ってたけど先ほど行って踊ってきた。うちの田舎で昔から変わらず踊り続けられている無限ループの盆踊り。
娯楽など何もなかった私たちの幼い頃は、この田舎町での盆踊りは年中行事の中でもいちばん盛り上がるくらいの大イベントで、日が暮れると老若男女ぞろぞろ集まって夜更けまで皆ぐるぐると踊り続けていたものだけど、今となっては若い人たちなどまったく姿を見せません。
でも私はこのうちの田舎の盆踊りが大好きで、ここ数年はお盆に帰省すると必ず踊りに行っています。少数のおじいちゃんおばあちゃんに混じってうちわをふりふり、「やっとぉせー、やっとぉせー、みとやっとぉせー」。
あー、楽しかった。来年も来れるといいな。今年の夏も、もう終わりだな。

大雨

せっかくのお盆なのに外は大雨。いつもならひとりで畑にこもる父も家にいて、こどもたちも外で遊べないのでリビングで卓球大会がはじまっている。
いつも裸にパンツ一枚の父(71歳)もラケットふるいに夢中。その背中の皺にそって母がにわかせんべいみたいな顔を筆ペンで描いたら、その背中を見て孫たちが「子泣きじじい!」と大爆笑。
のどかだねぇ。