煙草屋の店先で、蕎麦屋の店先で

自身の能力やセンスに1mmの疑問も抱かない、私がnikinikiです、こんばんは。だって、「こんなデザインきっついなー、雇えねえなー」なんて言われてもそういうのしかできないんだからしょうがないですよ、悩んでも。ねぇ。
そして今日も煙草屋のおじいちゃんと店先で無駄にだらだらにこにこ世間話を楽しんできた。6月1日からタスポがないと自販機で煙草が買えなくなって、おじいちゃんいわく、自販機の売り上げはぴたりと止まってほとんど売れていないらしい。うん、私もまだ作ってない。「こっちも困っちゃうよー、大袈裟だけど、これじゃぁ生活ができなくなっちゃうってくらいだよー」とおじいちゃん。うん、私もこのままじゃ生活できない。お互いがんばろう、おじいちゃん。
それにしても最近年寄りに癒され過ぎだ。なんかあの皺だらけだけどぺろーんとのびて尖ったところのなくなったのっぺりしたおじいちゃんおばあちゃんの顔を見てると癒されちゃってやさしい気持ちになっちゃってしょうがない。ついニコニコしてしゃべり過ぎてしまう。
先日は、ずいぶん高齢のおばあちゃんがひとりでやってるお蕎麦屋さんに入ったら客は私だけで、おばあちゃん「おねえさん、キュウリの漬け物なんて食べる?」と言われたので、「はい、好きですよ」と答えたら「漬かりすぎて色があんまりきれいじゃないんだけどねぇ」と言いながら出してくれて、お勘定のときに「キュウリ、おいしかったです」と言ったら、「いやぁー、そんな言ってくださったら嬉しくてかなわないわ、最近のお母さんたちはもっとハイカラに漬けるんだろうけど、私たちくらいになるとそんなのにはうとくって、嬉しいわぁ、嬉しいわぁ、また寄ってくださいねぇ、ありがとうありがとう」と何度も礼を言われ、つられて何度も礼を言い、ニコニコほのぼの店を出た。
最近そんなんばっかり。私ももういっそ、はよばあちゃんになりたい。年金もらえるんだろうか?!