work か job か

マザーズハローワークってご存知ですか。子育て中のお母さんを支援する、みたいな触れ込みで全国のハローワークに数箇所設置されているようなのですが。そこに私は4月下旬、行ってまいりました。
保育園は見つからないし、仕事は探さなければならないしで困っていたところ、求職活動しつつ保育施設などの子育て支援情報も得られる、みたいな事が書いてあったので、これは一石二鳥!すばらしい!と意気揚々出かけたわけです。
求職自体はハローワークでなく他の媒体で探せるだろうと思っていたし、なんとなくそういう機関に利用履歴を残したくなかったので、保育園のことを相談させてもらいつつ、この地域の求人がどのような塩梅か求人票を覗いて帰ってこようと思っていたのですが、私はハローワークというもののシステムをわかっていなかった。
まず受付で「仕事を探したいのだけれど、引っ越してきたばかりで右も左もわからず、保育園の情報なども得たい」との旨を伝えると、「相談するなら、まずあちらの端末で求人票を見て、5件まで印刷できますので、お仕事を選んでいただいて、そのあと登録手続きをしていただいて、そうすると窓口で相談できますので」とのこと。
え、え、そんな今すぐここで仕事を選ぼうなんて思っていないんだけど・・・と思いつつも、その過程を踏まなければ相談窓口には辿り着けないというのだから致し方なく端末機の前へ。
求人自体は思ったよりも豊富にあり、見ているうちにだんだん本気になってきて、いくつか「ここなら」というものもあって(この時点では5時帰りを条件としていなかった)、求人検索、無事終了。また受付へ戻り、今度は登録手続きの用紙をもらい、ひたすら個人情報をいやいや書き込む。
在職歴、えーっと、・・・グラフィックデザイン/DTP、8年、・・・・・WEBサイト制作/デザイン/コーディング、10年・・・・・、などと書いているとさっきまでの高揚感はいずこへ、「なんで私がこんなところで・・・」などとだんだん鬱になってくるも、「とにかく保育園、情報、情報・・・」と重い足取りで整理番号をもらい相談窓口の順番待ちへ。
普通のハローワーク(どう違うのか今となっては区別がつかない)とマザーズハローワークは同じフロアーの中にあって、でもマザーズの方は利用者がほとんどおらずすぐに呼ばれた。早速保育園のことをいろいろ聞こうとすると、「あー、保育園ですかぁ、どこもいっぱいみたいですからねぇ・・・、保育園のことだったら、とりあえず区役所の福祉課さんに相談に行かれないとでしょうねぇ」って、ちょっと待って。そんなこと知ってるよ。区役所に行こうと思ってたけどこっちに来たら一石二鳥だと思ったからこっちに来たんじゃん。え、え、どういうこと。
「まぁまずは、私どもマザーズハローワークについてご説明させていただきますとー・・・」と、webサイトを印刷したのを見せられて朗読される。それは見たし。そこに書かれていないことを聞きにきたんだし。「で、こちらでは一時保育などの子育て支援情報も提供させていただいていてー」と、役所においてあるパンフレットなどを一式手渡され、説明される。そんなの区役所でもらえるし。わざわざ読んでくれなくても字は読めるし。
そんなわけで帰ってきた。とんだ時間の無駄だった!と言いたいところだが、実はそういうわけでもない!ことがわかってきた。
ぶっちゃけ私はいま関西地方に住んでいるのですが、有名求人誌の「関西版」というやつではそのほとんどが大阪での求人で、ここでの求人は指折り数えるくらいしか載っていない。webで検索しても派遣はたくさん出てくるのだけど、そのほとんどが大阪での仕事っぽくて、そもそもがここは小さな町なので仕事の数自体少なくても当然なんだと思うわけです。で、ふとハローワークのことを思い出した。
ハローワークにはかなりの数の求人があったし、持ち帰った求人票の会社もwebで調べたらちゃんとしたそれなりに大きな会社だった。もしかして使えるんじゃないの?ハローワーク
というわけでまたハローワークに行ってみようと思っているのだけど、どうやらハローワークっていうのはあまりイメージがよろしくないようで、まぁ私もなんとなくそういうイメージを持っていたんだな、というのは今となってはわかるのだけど、そもそも「ハローワーク」っていうネーミングもいまいちだしさ〜、と、「work」って単語がどうも肉体的な勤労を強くイメージさせるから、だったら「job」の方が良かったんじゃないの?コピーは大事だよねー、なんて思っていたんだけど、辞書であらためて調べてみると、どうやらニュアンスは私が思っていたのと逆なようで、それってホント?みんなそう思ってた?どうなのどうなの?と、また大きく横道にそれて結局何を書きたかったのかなど伝わらなくとも、いや伝えることなどない文章を咎められようとも何食わぬ顔でだらだらと今日も日記をあげる私なのであった。
先週は次男が発熱し、今日は長男が発熱し、なかなか前進しないー。