目覚めた

昼寝から目覚めたら、ずいぶん長いあいだ靄のかかっていた私の思考が、ほんの少しだけ澄んでいた。いや、そう感じるのは錯覚かもしれない。けれど別にいい。もっと研ぎ澄ませて、削り落とし、何者も必要とせず、しかし何者でも受け入れられる形にしたい。
私は目覚めたんだよ!