にんげんかんけー

昨年末の査定にて部署長に昇格しました。パチパチパチパチ。給料はいまひとつ。業績がなんたらかんたらで査定額からごっそり調整とかなんとかでムカムカムカムカ。いやいいけどさ。
うちの部署には新しく社員も数名入り、アルバイトスタッフももはや30人近くになりつつあります。この人数を一気に仕切るのは容易ではない。でも皆大変精力的に動いてくれて以前よりも確実に結果を出せる部署になってきたことは自負している。
が、やはり確実に変わったものがある。それが、にんげんかんけー。
以前は「にきにきさぁ〜ん」「なんだぁ〜い」と馴れ合って笑っていたバイトの子たちが今では「にに、に、にきにきさ・・・すすすすいません!」とかなってあきらかに怖がられている。実際私は鬼怖い。前からだけど。
職場環境、待遇面などで会社に対して抱える不満を本人もおそらくは知らず知らず何か見えにくい形で上長である私への不満にすりかえて軽い反発を垣間見せるスタッフも出てきた。
社員の方は皆今まで一緒の立場で頑張ってきた同士なわけで、「ついていくよ」と私の采配を全力で支持し働いてくれている。と、思っていたがこちらも一部でちらほら変化が見えはじめた。
今まではいつもいつも、とにかく一緒に話をし、考え、悩み、励ましあい、仕事をしてきた。今でも私は些細なことでもことあるごとに皆を集める。が、私が意見を発すると皆からは意見が出にくくなってきた。
意見、考えのポイントがこれまでは皆フラットに同ポイントだったのが、部署長になったことで私だけ+3ポイントくらいに感じられて発言がしにくいとかそういうのがあるんだろう。私はそんなつもりはないのだが皆がそう感じてしまうのは仕方がないし、そうあるのが普通というか正しいのかもしれないし、正しい正しくないはよくわからないのでまぁいいとして。
これからますますこういうにんげんかんけーで悩まされるんだろうと思うと気が重いが、私が割り切らねばならない部分、覚悟しておかねばならない部分をはっきりさせておかないと皆も余計迷惑するだろう。
少し寂しいけれど、気持ちを切り替えねばならないんだろうなぁと思っている今日この頃なのであった。